映画「ファンタスティックビースト2 黒い魔法使いの誕生」感想 ネタバレなし感想+ネタバレあり感想 ファンタビ2は「ハリポタファン向け」の映画
こんにちはカズヤです。
ようやく映画「ファンタビ2」を見に行けたので感想を。
【あらすじ】
大ヒットファンタジー「ハリー・ポッター」シリーズの原作者J・K・ローリングが自ら脚本を担当し、同シリーズと同じ魔法ワールドを舞台に、魔法動物学者ニュート・スキャマンダーの冒険を描いた「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」から続く物語。アメリカからイギリスに戻ってきたニュートは、アメリカ合衆国魔法議会が捕らえた強大な魔法使いグリンデルバルドが逃げ出したことを知る。恩師のダンブルドアから特命を受け、パリに向かったニュートは、仲間の魔法生物たちとともにグリンデンバルドの行方を追う。
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【キャスト】
キャサリンウォータースト―ン
ダン・フォグラー
アリソン・スドル
監督:デビッド・イェーツ
まずはネタバレなし感想です。
「『ファンタビシリーズ』が今後どう進んでいくか?」を描いたのが今作
今回は前回の「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」とは、かなり展開が変わる作品でした。
前作は「ファンタスティックビースト」シリーズの世界観や、新しい主人公のニュートと「ノー・マジ」のジェイコブの絶妙な二人の掛け合いなども反響を呼び、
かなりコミカルに描かれていたし、見ていてワクワクする、「娯楽」テイスト満載の作品でした。
今回も新しい動物が出たり、ジェイコブとまた旅をしたりと前作の世界観は引き継がれつつも、また今回は大きく展開が変わる作品となっていました。
「前作の雰囲気やコミカルな雰囲気はどこにいったの?」と思うぐらい、深くシリアスなダークな路線へと変わっていきます。
個人的には早く続きを見たい!と思わされる作品でしたが、逆に「今回で離れるファンも多いだろうな」とも思いました。
それぐらい前作とは雰囲気も全く異なり、しかも難しく感じる作品でした。
その理由をここからは少しネタバレも含み書いていこうと思います。
ネタバレあり感想↓↓↓↓
今作は「ハリポタ初心者」には難しすぎる映画
今作は「ハリポタを見ていない人」にとっては相当難しい映画だったと思います。
私も「ハリーポッターシリーズ」は全て見ていましたが、正直あまりよく理解していない「ハリポタ初心者」です。
前回、第1作目の「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」では、
「ハリーポッター」シリーズを書いたJ.K.ローリング氏の最新作として注目されましたが、
良い意味で「ハリーポッター」とは似ているようで違う世界観で、「ハリーポッターを見ていなかった人」や、私のような「ハリポタ初心者」でも十分楽しめる作品でした。
しかし、、、
今作は前作と同じテンションで見に行くと痛い目に合います。笑
率直に言ってしまうと、ハリーポッターをきちんと見ておかないと置いていかれる物語になっています。
細かいところで「ハリポタネタ」がてんこ盛り。
まずは魔法。
これは私でも思い出せるぐらい、ハリーポッターでよく聞いた魔法が次々と出てきました。序盤からいろんな魔法が出てきて「懐かしいなぁ」と思いながらまだ楽しめました。
しかし困ったことに新しく出てくる人物や世界観にも「ハリポタネタ」が詰まっていました。
若きダンブルドアが出るところまではまだよかったのですが、
ダンブルドアの「兄弟」とも言われるグリンデルバルド(ジョニー・デップ)、
またリタ・レストレンジという人物も、ハリポタファンには想像できるであろう人間の先祖です。
そして人物だけじゃなく「不死鳥」や「フラメル」といった、聞いたことがあるようでないような言葉まで物語の大事な場面で出てきてしまい、
ハリポタ初心者の私にとっては思い出せるようで思い出せない「細かいハリポタネタ」がふんだんに盛り込まれていました。
正直途中物語についていけなくて、私も難しすぎる映画でした。
「ハリーポッターを見ていなかったやつは振り落とす」
そんな制作者側の声が聞こえるような映画です。
実際に今回で離れる人も多いでしょう。
「悪役ジョニー・デップ」は最高
こういうファンタジー映画で一番の見どころは悪役です。
このシリーズの悪役はジョニー・デップ演じる、グリンデルバルドでしたが、最高だったと思います。
雰囲気や演技もそうですが、キャラクターとしてもよかった。
今回はそれぞれの登場人物の「悩み」を中心に描かれている作品でした。
魔法使いにおける掟に縛られてしまったり、少数派という身分でいろんな仕打ちを受けてきたそれぞれの悩みに対して、グリンデルバルドが付け込んでいく。
そして終盤に登場人物たちや多くの魔法使いに対して集会で、「私に付いてくるか?」と迫り問うシーンは如何にも悪役らしく、見ているこちらも「恐ろしい悪」として強烈に印象づけられるキャラクターでした。
物語として「ハリポタネタ」で細かい部分は分からなかくとも、グリンデルバルドを見るためにまた続きを見たいなと思わされる人は私を含め結構多かったのではないかなと思います。
ニュートとグリンデルバルドは今後も対立関係として今後も進んでいくと思いますが、
そこもどう展開が転がっていくのか気になるところです。
まとめ
今作はかなり展開も変わり、主役も完全にグリンデルバルドに持っていかれていました。
テンポも前作のように良くないし、サイドストーリーも入ったり、会話もかなりハリーポッターに繋がるような描かれ方がされていてハリポタ初心者だからか正直時間が長く感じてしまう映画でした。
悪役微妙だったらもう見なかったと思います。
次も一応見る予定ですが、それまでにハリポタ見返すかなぁ。。。
映画「ボヘミアン・ラプソディー」のあらすじ・感想。今年絶対に「映画館で観なければいけない」映画。
こんにちはカズヤです。
今回は現在大ヒットし、予告編でも話題になった
映画「ボヘミアン・ラプソディー」のあらすじ、そして正直な感想を書いていきたいと思います。
【あらすじ・キャスト】
世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。
キャスト
出演: ラミ・マレック、ルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョゼフ・マゼロ、マイク・マイヤーズ
監督: ブライアン・シンガー
音楽プロデューサー: ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー
上映時間: 134分
ネタバレなし感想
この映画の見どころは、フレディー役のラミ・マレックの演技と映画館という音響を最大限に生かしたクイーンの音楽です。
ラミ・マレックの演技は素晴らしかったです。
動きや表情、顔もフレディーに全く同じで本当に見ていて違和感が一つも無かった。
クイーンは言わずと知れた世界的ロックスター。年寄りやおじさん世代だけでなく私のような20代の若者でも皆一度は見たことがあるし、曲だって知らない人も何曲か聞いたことはあるでしょう。
そんな全世界しかも広い世代にまで知られている「実在の人物」をここまで文句も言わせず演じられているだけで素直に見る価値のある映画だと思います。
演技は本当に素晴らしかったです。
そしてもう一つの見どころとしては「音楽」です。
作品中のBGMは全て、「クイーンの曲」になっています。
ライブシーンはもちろん、ストーリーの転換点でもそのシーンにあった曲が使用されるので「音楽の力」によって見ている側も最初から最後まで集中力が途切れることなく作品に没入してしまいました。
またライブシーンは映画館の音響を存分に生かした大音量・高音質で聴けるので自然とテンションも上がります。映画館なのに「正にその場のライブにいる感覚」を味わえ、見ている側も楽しめる映画。
しかも流れる曲は全て「誰でも一度は聞いたことのある曲」ばかりなので、
クイーンを知らない人でも「100%楽しめる映画」です。
ちなみに劇中に流れる曲の一部を紹介しておこう。
- ボヘミアンラプソディー
- ウィーウィルロックユー
- サムバディトゥーラブ
- ウィーアーザチャンピオン
これらの曲が大音量・高音質でライブ感覚で感じることができる。
これを体感するめだけに劇場に足を運ぶ価値はあるでしょう。
最近は定額で映画がスマホで見れる時代になりましたが、
この映画だけは、「絶対に映画館で見るべき映画」だと断言できます。
まだ見ていない方はサントラで予習しておこう。
知っていれば知るほど映画の面白さが倍増することは間違いない。
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また、クライマックスと位置付けられている「ライブエイド」のシーンも必見です。
音楽ももちろん素晴らしいのですが、
このシーンのフレディの歌い方の演技も素晴らしく、思わず泣きそうになりました。
まだ見ていない方はその「歌い方」についても注目して見ていただければと思います。
余談だがこの映画は4DXで見ると、ライブシーンの臨場感やフレディの動きに合わせて席が揺れたりと、より映画の世界を体感できるらしい。
次回見に行こうと思うので、その感想もまた書こうかな。
ここからはネタバレありの感想になります。↓↓↓↓
ストーリー構成は正直微妙
私はクイーンに関しては若者の中では珍しく、割と「親しみのある層」でした。
父親はクイーンが大好きで車で出かけるときや、家で休みの日もずっとクイーンを流していたので。私の中でもロックと言えばクイーンでしたし、初めてギターで弾いた曲もクイーンだったぐらい。
なので親しみもあるし、何となくは知っていたので、
この映画を見たいと思ったのは話題性ではなく、
素直に「フレディーの過去を深く知れる」という期待をもっていきました。
ただこの映画は残念ながら私の期待とは裏腹に、クイーンのこともフレディのことも深くは描かれていません。
言うなれば、「クイーンが頂点に上って、フレディーが死ぬまで」のダイジェスト版。
「曲は知っているけど特にクイーンは知らない」というライトな層に向けて作った、
流行りの「見やすくて飽きない体感型の映画」だったということです。
だから若者の方にこの映画は人気なのでしょう。
クイーンが好きだったおじさん世代の方は、「ストーリーとして」は話が折られすぎていてあまり面白くないと思います。
映画そのものが、音楽の魅力に頼り切っている感は正直否めないです。
史実とは違う内容?
またこの映画でよく話題になるのは、本国のプロの批評家の評価は良くなかったのに、
実際のお客さんからは絶賛の嵐だったというこのギャップです。
その大きな理由として、映画の内容と実際の出来事である史実と乖離があったということです。
実際に起きたクイーンの時系列と映画のストーリーが合っていないという批判があったということです。
その時系列の違いというのがこちら
まぁ正直私は時系列の違いに関してはどうでもいいんですけどね。
そこまで伝記映画を見てそのまま信じているわけでもないし、「映画としての面白さ」
を優先するのは作り手としては当然だと思っています。
これについては皆さんもさほど気にしている人はいないようですね。
ただクイーンに詳しい人はちょっと「違和感」があって面白くなかったのかもしれませんが。。。
まとめ
確かにストーリーだけで見たらこの映画は微妙です。
途中「ん?これだけしか触れないの?」みたいなシーンもあったりします。
ただそれを上回る演技や音楽、ライブシーンは本当に見ものです。
何度も言いますがこの映画だけは、今年絶対に映画館で観るべき作品です。
皆さんの感想もよければコメントで書いてみてくださいね。では。
まだ見ていない方も、見た方も予習復習にどうぞ。
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